Q.ネットバンクのセキュリティに関してユーザー側でできる事
はじめまして。ネットバンクを利用し始めて、もう5年になります。普段は主に、預金とtotoBIG購入のため、利用しています。
セキュリティに関しては、普段、あまり気にしていなかったのですが、最近、ネット関係の犯罪のニュースなどを聞いて、ちょっと、気にし始めています。
そこで質問なのですが、ネット関係の被害にあわないために、個人の努力の範囲でできることは何か、ありますか?
特に、ネットバンク利用者にとって役に立つ内容のものをお願いします。
A.できることはいくつもあります。
ネット関係の被害にあわないために、ネットバンクのセキュリティを高めるために、顧客の側で何かできることはないというご質問ですが、もちろん、できることはいくつもあります。
以下に、簡単にご紹介いたします。
アンチウィルスソフトの導入
ネットをやる上で欠かせないのが、コンピューターウィルスなどによる被害にあわないためのアンチウィルスソフトの導入です。
これは基本中の基本なのですが、なぜか、しておられない方もいらっしゃるようです。
アンチウィルスソフトを導入しているかいないかでは、安全度が全く違ってきますので、ぜひ、導入されるようになさってください。
もし、お値段が気になるようでしたら、ネットで検索していただければ、無料のものもいくつか、出てきます(ただし、無料のものは、やはり、ウィルスを検知できる確率が、やや劣るようです)。
各種限度額の設定やATMロック
これは、各行によって内容はさまざまなのですが、振込限度額や出金限度額などを、設定変更することができます。
当然、被害にあいたくない場合、安全度を高めたい場合には、当初の設定値よりも低めにするか、あるいは、思い切って0円にしてしまうというのもいいでしょう。
もちろん、利用前には、必要に応じて、再度、変更し、用事が終わったら、再び元に戻します。
また、ネットバンクによっては、ATMロックと言って、ATMからの出金などを一切できなくしてしまうことも可能です。こちらも必要に応じて、解除/再設定を行ないます。
パスワードの定期的な変更
ログインパスワードなどを、定期的に変更することで、安全度が高まります。たとえ、以前、気づかぬうちにパスワードを盗まれていたとしても、変更してしまえば、もう、そのパスワードは使えないからです。
また、パスワードを決めるときには、ばれやすい数字の連続とか、単なるローマ字読みとか、そういったものは極力、避けるよう、心がけましょう。
パスワードを使い回さない
たくさん覚えるのは大変だからと、複数のサイトで使うパスワードを全て同じものにしていますと、一ヶ所でパスワードを盗まれた場合、全てのサイトで悪用されてしまいます。
また、最初にどこで盗まれたのか、突き止めるのも大変です。
パスワードは使い回しにせず、面倒でも、サイトごと、各パスワードごとに、異なるものを使用しましょう。
メールに安易に返信しない
これは、金融機関になりすましての電子メール詐欺にあわないためです。
電子メール詐欺とは、金融機関になりすまして顧客にメールを送り、暗証番号やパスワードなどを手に入れようというものです。
一例としては、まず、顧客が利用しているネットバンク名でメールを送りつけます。内容は、システムが変更になったから、今使っている暗証番号とパスワードを指定サイトに行って入力してくれ、などというものです。
実はこれらは全て嘘の内容で、その通りに入力すると、暗証番号とパスワードを盗まれてしまい、悪用されてしまうというものです。
このような被害にあわないために、たとえお使いのネットバンク名だったとしても、安易に返信したり、指示に従って入力したりといったことは避けましょう。